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Re: 画像の拡大時に生ずる倍率色収差により生じる色のにじみを補正したい。

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Lightroomでレンズの色収差を補正する方法は何通りかあります。
それぞれ試してみました。
(各スクリーンショットはクリックすると拡大されて文字がはっきりします。)

 

 

1.レンズ補正パネルの「色収差を除去」にチェックを入れる

LightroomScreenSnapz001.jpg

チェックするだけで、かなりの色のにじみが補正されます。

 

2.フリンジカラーセレクターを使ってフリンジ軽減をする。

LightroomScreenSnapz002.jpg

フリンジ軽減の横にあるスポイト(フリンジカラーセレクター)をクリックします。

LightroomScreenSnapz003.jpg

画像上のフリンジカラーの部分にスポイトを当て、クリックします。

LightroomScreenSnapz004.jpg

選ばれたフリンジカラーが軽減されます。

パープルを選んだので、まだグリーンのフリンジは残っています。
(画面をキャプチャーした時に、別の場所をクリックしてしまいました。すみません。この画像でもパープルフリンジを選択しています。)

LightroomScreenSnapz005.jpg

グリーンのカラーに対しても同様の作業を行います。

LightroomScreenSnapz006.jpg

グリーンのフリンジも軽減されました。

 

フリンジ軽減を行う場合は、スライダーを直接動かす前に、このスポイトを使った方が良いです。

クリックすると、適用量と適用される色相が自動的に設定されます。

ただ、ご指摘のようにほかのカラーにも影響することがありますので、その場合は適用量と色相の範囲を調整する必要があります。

 

ここでは分かりやすいように「色収差を除去」のチェックを外していますが、通常はチェックを入れた上で、なおかつ除去されないフリンジに対して、フリンジ軽減を行うと良いと思います。

 

3.補正ブラシフリンジ軽減を使う

LightroomScreenSnapz009.jpg
(画像がやや見にくくてすみません。クリックして頂くとはっきりすると思います。)

補正ブラシにもフリンジ軽減スライダがあります。
適用量を上げてフリンジが出ている部分をなぞると、フリンジカラーが軽減されます。
画像では中央の桟を上から下になぞっています。

 

 

色収差の補正は、上記1,2,3の順で使えば良いかと思います。
ただ、それでも除去仕切れない場合もあります。

それはLightroomで補正できる限界なので、仕方ありません。

 

なお、レンズプロファイルによる補正ですが、レンズプロファイルではゆがみと周辺光量補正が主に行われるようで、ここで試した画像に対しては、色収差の補正には効果はありませんでした。
(逆にゆがみ補正が適当でなく、過補正になってます。笑)

LightroomScreenSnapz007.jpg


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